JG(Japanese Games and amusements)-HOWTO 1999年7月24日版 ---------------------------------------------------------------------- この HOWTO の目的は、JG に関する基本的なことがらを知ってもらうことに あります。この HOWTO は現在の JG の最新バージョン(0.9.1)に関して書かれ ています。 最新の HOWTO を入手する方法は、項目 B-0 に書かれています。 -- Hironobu ABE ---------------------------------------------------------------------- ============================= 目次 ============================= A. 一般的な情報 A-1: JG とは何か A-2: 何が含まれているのか A-3: 必要な環境 B. 情報源・連絡先 B-0: この文書(JG-HOWTO)の最新版 B-1: インストール案内 B-2: バグレポート B-3: JGホームページ B-4: その他 C. 入手方法 C-1: anonymous ftp C-2: CD-ROM D. 構築およびインストール D-1: 配付キットの構成 D-2: インストールされるディレクトリ D-3: インストールの手順 E. 収録ゲームの内容 F. 今後の予定 G. おわりに ================================================================ A. 一般的な情報 =============== A-1: JG とは何か ---------------- JG(Japanese Games and amusements) は Linux 用に移植・開発された日本 語環境で動くゲームやお遊びのソフト(注1)を集めたもので、RedHat ベースの 日本語環境である Vine Linux に加えるように整理されています。基本的には バイナリと同時にソースコードで配布されますので、不具合などがあれば、そ の場でソースコードを修正することも可能です。個々のパッケージは、RedHat と同様に rpm 形式でパッケージングされています。 (注1)外国生まれのゲームは今後 RedHat に入れられる可能性が高いので、基 本的にはJGでは扱っていません。 A-2: 何が含まれているのか ------------------------- Linux での日本語環境で動くゲームやお遊びソフトのためのパッケージです。 基本的には(1) tty ベースのもの、(2) Mule で動くもの、(3) X Window System上で動くもの、の3種類に分類されます。(1)のソフトは、Linux 上の漢 字コンソールである kon か、 kterm 上で遊ぶことができます。(2)のソフト は e-lispで記述されているので、Mule 上で遊ぶことができます。(3)のソフ トは Linux 上の XFree86-3.3.3(注2) 以降の版の上で遊ぶことができます。 JG 内に含まれている各ソフトウェアに関する権利はその元となっているパッ ケージの所有者にあります。/usr/local/doc/ 以下に置かれているファ イルに各ソフトウェアに付属するドキュメントファイルが展開されますので、 著作権や遊び方などはそちらを参照してください。 また、各ソフトウェアの不具合は JG に起因する可能性がありますので、必 ず後述するJG の窓口へお問い合わせください。オリジナルパッケージの作者 への直接の問い合わせは絶対に行わないでください。 ^^^^^^ (注2)JGの各ソフトウェアはXFree86-3.3.3上でmakeされています。 A-3: 必要な環境 --------------- JG はまだテスト公開であり、その最新バージョンは 0.9.1 です。 現在 JG は RedHat-5.2 ベースの Vine Linux 1.1 (注3) がインストールさ れていると仮定して作られています。したがって、Linux の共有ライブラリ glibc-2.0.7 以上が必要です。また、X Window System ベースのソフトは Linux 上の XFree86-3.3.3 以降の版がインストールされていることを前提と しています。 また、JG の各ソフトウェアは、Vine Linux と同じく日本語 EUC 環境で動 かすことを前提としています。 (注3)Vine Linux 1.1 は、 ftp://ftp.jaist.ac.jp/pub/os/linux/Vine で公開されています。 B. 情報源・連絡先 ================= B-0: この文書(JG-HOWTO)の最新版 ------------------------------- JG の配布用ファイルの中に、その JG がリリースされた時の最新の HOWTO が含まれています。 B-1: インストール案内 --------------------- JG はまだテスト公開中ですので、詳しいインストール案内はありません。 JG-HOWTO が唯一のドキュメントです。JG-HOWTO のインストールの項をお読み ください。 B-2: バグレポート ----------------- JG は現在テスト公開中ですので、多くの不具合が発生することが予想され ます。 JG のバグレポートあるいは修正の提案などは、基本的には電子メールで受 け付けています。JG-HOWTO の筆者に直接電子メールを頂ければ対処したいと 思っています。 B-3: JG ホームページ -------------------- メンバの協力により、インターネット上に JG のホームページを公開してい ます。以下のURLで公開していますので、ぜひのぞいてみてください。 http://jg.linux.or.jp/ B-4: その他 ----------- JG は今、一緒にプロジェクトを進めてもらえるメンバを募集中です。興味の ある方はぜひ JG-HOWTO の筆者までメールをください。 C. 入手方法 =========== C-1: anonymous ftp ------------------ JGの最新版は日本の以下のサイトから anonymous ftp で入手可能です。 stardust.sfc.wide.ad.jp 203.178.140.12 /pub/JG jg.cc.hit-u.ac.jp 133.46.10.8 /pub/JG ftp.jaist.ac.jp 150.65.7.5 /pub/os/linux/JG mirror.nucba.ac.jp 202.245.215.3 /JG C-2: CD-ROM ----------- 現在、JGは以下のCD-ROMから入手可能です。 (α3)Unix User 95年8月号付録CD-ROM 95年7月8日発売 (ソフトバンク) (α4)Run Run(るんるん)Linux 95年9月11日発売 (アスキー出版局) C Magazine 95年10月号付録CD-ROM 95年9月18日発売 (ソフトバンク) (β1)Linux+JE4 95年12月2日発売 (レーザー5出版局) (β2)Walking Linux 96年6月11日発売 (アスキー出版局) (β3)Linux入門 96年10月30日発売 (トッパン) Linuxインストールキット 96年10月30日発売 (トッパン) Run Run Linux 第2版 96年11月21日発売 (アスキー出版局) LINUX JAPAN 創刊号 96年11月28日発売 (レーザー5出版局) LINUX JAPAN 第2号 97年2月28日発売 (レーザー5出版局) (β4)redhat Linux4.1ユーザーズガイド 97年4月26日発売 (レーザー5出版局) LINUX JAPAN 第3号 97年5月31日発売 (レーザー5出版局) 無敵のLinux 群雄割拠ゲーム編 97年7月1日発売 (秀和システム) (β5)LINUX JAPAN 第5号 97年11月15日発売 (レーザー5出版局) (β6)RedHat Linux + PJE 98年3月1日発売 (レーザー5出版局) Turbo LinuxではじめるPC-UNIX 98年5月15日発売 (技術評論社) Slackware3.5J 98年7月18日発売 (パシフィック・ハイテック) RedHat Linux + PJE Rel.2.0 98年10月2日発売 (レーザー5出版局) (β7)Linux Japan 99年1月号 98年11月24日発売 (レーザー5出版局) Slackware3.6J 98年12月12日発売 (パシフィック・ハイテック) Run Run Linux 第3版 99年1月31日発売 (アスキー出版局) 当然、後に出したバージョンほど、バグフィックスされている可能性が高い ので、なるべく新しいバージョンを入手ください。 D. 構築およびインストール ========================= D-1: 配付キットの構成 --------------------- JG の配付キットでは以下のディレクトリ構成になっています。 ---+--- rpm | Vine Linux 1.1 ユーザ向けのrpm版のバイナリパッケージで | す。 +--- sources | JG のバイナリパッケージで収録されたゲームのソースです。 | 不具合のあった場合や自分でコンパイルなさりたい方はこち | らをお使いください。 +--- other-sources おまけです。JG ではバイナリ配付していないソースを収録し ています。内容に関しても Linux 上での動作確認を行なって いないものもありますので、内容に関しては関知できません。 D-2: インストールされるディレクトリ ----------------------------------- JGの各ソフトウェアは基本的に、以下のディレクトリに展開されます。また /usr/local/games以下のファイルの所有者は、games/binになっています。 /usr/local/games : 各ゲームの実行ファイル /usr/local/games/lib/ : 各ゲームのライブラリファイル /usr/local/doc/ : 各ゲームのドキュメントファイル /usr/local/man/ja_JP.ujis/man6 : 各ゲームのマニュアルファイル /usr/share/emacs/site-lisp : Mule向けのe-lispファイル /usr/X11R6/lib/X11/ja_JP.ujis/app-defaults : 各ゲームのリソースファイル /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc : JNetHackのフォントファイル D-3: インストールの手順 ----------------------- [0]インストールの前に JG の配布パッケージが、ターゲットマシンの /mnt/JG 以下にあるというこ とを前提にインストールの説明を行ないます。何らかの手段で、パッケージを 準備してください。 [1]Vine Linux 1.1 の場合 Vine Linux 付属の rpm コマンドを使ってインストールを行なうことができ ます。 (1) root になってパッケージが収録されているディレクトリに移動する。 # cd /mnt/JG/rpm/RPMS/i386 (2) rpm コマンドを使ってインストールを行なう。 例えば、emiclock-1.0.4-2.i386.rpm という rpm 形式のパッケージをイ ンストールする場合、次の手順でインストールを行なう。 # rpm -ivh emiclock-1.0.4-2.i386.rpm (パッケージのインストール) 【参考】 # rpm -e emiclock (パッケージのアンインストール) # rpm -qip emiclock-1.0.4-2.i386.rpm (パッケージ情報の確認) # rpm -qlp emiclock-1.0.4-2.i386.rpm (インストールファイルの確認) (3) 以下必要に応じてパッケージのインストールを行なってください。 E. 収録ゲームの内容 =================== 各ゲームの詳しい遊び方は、/usr/local/doc/以下の、各ゲームのド キュメントファイルを参照してください。 emiclock: EmiClock 1.0.4 fkiss: French-Kiss! 0.25 gomoku: gomoku 1.20 igusta2: igusta2 1.02 (X上のパズルゲーム) jglispm: Mule 用のe-lispゲームパッケージ jnethack: JNetHack-1.0.5.4.1 (X/tty)版 lifegame: lifeGame netmaj: ネットワーク対応麻雀ゲーム (tty/xnetmaj/knetmaj) poker: 一人ポーカー rogue: tty 版 メッセージ分離型ローグクローンII same: tty 版「さめがめ」 shoot: Cosmic Shooter Version 0.94 sxsame: SameGame for X Version 3.02 tinyf1: タイニー F1 ゲーム x777: x777-0.1pl1 xhakom: xhakom 1.2 xjokes: X Window System 上のジョークプログラム集 xkobo: xkobo-1.11 xmascot: XMascot 2.6a xmd: X Magical Dron 1.28 xpuzzletama: XPuzzleTama 1.5b xrenju: xrenju version 0.2.1 (X上の連珠ゲーム) xrot: xrot 1.3.2 xshisen: xshisen 1.36 (四川省 for X11) xsoldier: xsoldier version 0.96 xtokkaetama: xtokkaetama 1.0a yamsweeper: Yet Another Mine Seeper Ver. 1.9 (1) emiclock は、『美少女コスプレ時計』のX版で、Macintosh、Windowsの プラットフォームからの移植版になっています。起動するとそのまま時計とし て使うことができます。また、文字版の上でポップアップメニューを出して、 キャラクタの着せ替えなどをすることができます。 本来の機能では、チャイムを鳴らす機能などがあるのですが、JG ではこの機 能を外してmakeしています。sourcesの下にソースコードを収録しましたので、 自分でmakeしてください。 また、今回収録を行なった版は 1.0.4 です。 (2) fkiss は、X Window System 上で動作する着せ替えを楽しむゲームです。 インストールすればサンプルデータが、 /usr/local/games/lib/fkiss/frkismi3.lzh に置かれますので、まずは、 % fkiss frkismi3.lzh (サンプルデータ) として、遊んでみてください。 参考までに以下のURLを紹介しておきます。 http://www.sakura.ne.jp/~neat/wkp (WORLD KISS PROJECT) http://www2s.biglobe.ne.jp/~yav/yav1j.html (fkiss作者のページ) また、今回収録を行なった版は 0.25 です。 (3) gomoku は、X Window System 上で動く落ち物の五目並べです。1人から 最大4人までの人数で対戦することができます(注4)。 ブロックが上から落ちてくるので、対戦相手よりも先に5つ並べると勝ちです。 ただし、並べる個数は3〜5個の好きな数を選択できることができます。jklキー でブロックを動かして、とにかく一番先に、縦、横、斜めに5つ並べましょう。 また、このゲームはコンピュータ相手に対戦することが可能となっています。 起動時のディスプレイ指定のところで、 display 1 (blue) : com と入力すると、次は、 コンピュータのレベルは? [弱1←→3強] と聞いてきますので、適当に相手の強さを設定してください。 次に、自分のディスプレイ名などを入力します。 display 2 (red) : umesan のような感じで入力してください。 最低でも人間を一人は指定しないとゲームができないような仕様になっていま す。スピードの速いマシンだと結構難しいかもしれません。その場合は、自分 でスピードを調整してみてください。 (注4)こちらの調査では、gomoku はHigh Color/True Color上での動作に問題 があるようです。256色のXサーバ上では動作確認できています。 (4) igusta2 は、X Window System 上で動くパズルゲームです。画面上のブ ロックを全て取り尽くすのがこのゲームの目的です。収録したバージョンは、 最新の 1.02 です。 詳しい遊び方は、/usr/local/doc/igusta2-1.02/igusta2.tex を参考にして遊 んでください。 (5) jglispm は、Mule 上で遊べる e-lisp ゲームパッケージです。現在は、 「さめがめ」、「姓名判断」、「trr」を収録しています。 jg.el という e-lisp ファイルを load すれば、必要な autoload の設定が出 来るようになっていますので、例えば、ホームディレクトリの~/.emacsに ;; for jg (load-library "jg") のような記述を追加すると便利です。 「さめがめ」は M-x same、「姓名判断」は M-x seimei、「trr」は M-x trr で遊べるようになっています。詳しくは、ドキュメントファイルをチェックし てください。 (6) jnethack は、JNetHack-1.0.5.4.1 です。このパッケージをインストー ルすると、tty上とX上のどちらの環境でも遊ぶことが可能です。 X11上で遊ぶ時はまず、フォントのインストールを行ないます。 # cd /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc # /usr/X11R6/bin/mkfontdir . デフォルトでは tty上で起動する設定になっています。X上で起動するには、 環境変数 NETHACKOPTIONS を設定するか、.jnethackrc(注5)で設定を行ないま す。詳しくは、/usr/local/doc/jnethack-1.0.5.4.1/jGuidebook.txt をご覧 ください。 また、日本語版の作者である沼田さんのご厚意で、参考文献として『猿でもで きる JNetHack(通称サルネト) Ver 2.1.1』を JG/sources/jnethack-1.0.5.4.1/saruneto.txt に収録しました。簡単に jnethack の概要を理解したい人はこちらをご覧ください。 (例1)X11とttyの切替え % setenv NETHACKOPTIONS windowtype:X11 % setenv NETHACKOPTIONS windowtype:tty これで準備完了です。 % jnethack で tty上と X上の両方で遊べます。 また、Xpmライブラリをリンクした版になっていますので、タイルファイルを 切替えることによって、色々カスタマイズすることが可能です。 詳しくは以下のページをご覧ください。 http://www.numata.aomori.aomori.jp/~issei/jnethack/ (注5).jnethackrcのサンプルは、片山俊明さん作のJNetHack Linuxインストー ルキットをJG/sources/jnethack-1.0.5.4.1/jnethack-1.0.1.4.linux.patch.tgz として収録してありますので、参考にしてください。 (7) lifegame は、X Window System 上で動くシミュレーションゲームです。 画面上には猫、ネズミ、壁が登場し、猫はネズミを食べて生きていきます。壁 は、ネズミと猫を隔ててお互いの成育を保護するためのものです。ゲームプレー ヤーは、マウス操作で壁やネズミを画面上に追加していき、猫とネズミをうま く共存させるようにして遊んでください。猫が絶滅するとゲームオーバーです。 遊び方は、 左ボタンクリック 壁追加 中ボタンクリック ネズミ追加 右ボタンクリック 削除 です。 (8) netmaj は、ネットワーク対応麻雀ゲームです。netmajサーバに対して、 tty版、X版などのクライアントを接続して遊びます。また、四人揃わなくても 足りないメンバはコンピュータが相手をしてくれます。 また、収録した版は、netmaj 本体が 2.0.7、X 版クライアントが 2.0.7、KAN NetMaj(もう一つのX版クライアント) が1.0.6 です。 詳しい遊び方は、 /usr/local/doc/netmaj-2.0.7/PLAYING.j (サーバ/tty版) /usr/local/doc/netmaj-xui-2.0.7/USER.euc (X版クライアント) /usr/local/doc/knetmaj-1.0.6/README (KAN NetMaj) などを参考にして頂きたいのですが、ここでは簡単に遊び方を説明します。 まず、netmaj サーバを立ち上げます。デフォルトは東風戦になっていますの で、東南戦で遊びたい人は -H オプションを指定してください。 % netmaj -s (サーバの立ち上げ(東風戦)) % netmaj -s -H (サーバの立ち上げ(東南戦)) 次に、クライアントを立ち上げますが、一人の場合とネットワークを介して複 数人で遊ぶ場合は少し違います。 +一人で遊ぶ場合 (東風戦) % netmaj -1 (tty上で) % netmaj -x1 (Xサーバ上で) % netmaj -sx1 (サブノートのXサーバ上で) % netmaj -kx1 (Xサーバ上で(KAN Netmaj)) +一人で遊ぶ場合 (東南戦) % netmaj -1 -H (tty上で) % netmaj -x1 -H (Xサーバ上で) % netmaj -sx1 -H (サブノートのXサーバ上で) % netmaj -kx1 -H (Xサーバ上で(KAN Netmaj)) +複数人で遊ぶ場合 (東風戦、東南戦共通) % netmaj -h ホスト名 (tty上で) % netmaj -x -h ホスト名 (Xサーバ上で) % netmaj -sx -h ホスト名 (サブノートのXサーバ上で) % netmaj -kx -h ホスト名 (Xサーバ上で(KAN Netmaj)) この他、牌譜解析ツール(plview/xplview)などが収録されています。 詳しくは、 http://www.sfc.wide.ad.jp/~kusune/netmaj/ (netmaj) http://www.nztl.cs.gunma-u.ac.jp/~kansuke/knetmaj.html (KAN netmaj) を参照ください。 (9) poker は、一人で行なうポーカーゲームで、5×5のマスにカードを置いて いき、縦、横、斜めにポーカーの役を作っていき25枚すべて置いた時点での合 計点を争うゲームです。 (10) rogue は、tty 上で遊べる メッセージ分離型ローグクローンII です (注6)。カラーでコンパイルされているので、kterm または kon 上でカラー で遊ぶことができます。 % cd /usr/local/games % rogue mesg (日本語メッセージ) % rogue mesg_E (英語メッセージ) % rogue mesg_fj (fjメッセージ) と入力すれば遊べます。 (注6)現在 kon 上で遊ぶには、TERMCAP 環境変数をセットする必要があります。 (11) same は、tty 上で遊べる「さめがめ」です。kterm または kon上で遊 んでください。 (12) shoot は、Cosmic Shooter といい、縦スクロールのシューティングゲー ムです。どんどん降ってくる敵をガンガンやっつけるゲームです。バージョン 0.94を収録しています。 Vine Linuxは標準ウィンドウマネージャに WindowMaker を使用していますが、 JG-0.9.1 に収録した版から、WindowMaker に対応するパッチをあてています。 JG-0.9.1 以前の版をお使いの方は、更新してお使いください。 (13) sxsame は、X Window System 上で動く「さめがめ」です。基本的な動 作は、tty 版やe-lisp 版と同じですが、Windows用のBMP形式の駒データを使 用することが可能です。バージョン3.02を収録しています。 (14) tinyf1 は、タイニー F1 ゲーム バージョン 0.0 です。SVGALIB を必要 としますので、次の要領で、起動してください。 % newvc tinyf1 (konで遊ぶ場合) % tinyf1 (通常のコンソール) 後は、カーソル左右でコース選択、カーソル上下でメニュー選択して、ゲーム をスタートさせてください。 ゲーム中は、ハンドル操作は[←][→]、アクセルが[Ctrl]キー、ブレーキが [Alt]キーです。 (15) x777 は、X Window System 上で動く落下型ゲームです。上から落ちて くる 3 個のL字型につながれ、1〜7の数字の付けられたキューブを左右に移動 させたり、回転させながら落下させて、縦または横に2つのキューブの数字の 合計が 7 にしてキューブを次々に消していくゲームです。 (16) xhakom は、X Window System 上でパズルゲームです。 (17) xjokes は、X Window System 上のジョークプログラム集です。JGでは 第4集までを収録しています。ルートウィンドウが meltdown するプログラム などいくつかのジョークプログラムが入っています。 (18) xkobo は、X Window System 上で動くシューティングゲームです。カー ソルキーまたはマウスカーソルで ship をコントロールして、[Shift]キーか マウスの左ボタンクリックでビーム発射です。また、[s]キーかマウスの右ボ タンクリックでポーズがかかります。画面は少し小さめですが軽快に動作しま す。 作者のひぐちさんはJGプロジェクトにも参加しています。また、収録したバー ジョンは1.11です。 xkobo の最新版は、 http://seki.math.hokudai.ac.jp:20080/xkobo-current.html から入手できます。 (19) xmascot は、X Window System 上でマスコットを表示するためのソフト ウェアです。表示されたマスコットは、「画面上で揺れる」、「鎖の長さを変 えられる」、「音声データを準備することで喋る」、「定刻になるとアラーム 機能を持つ」、「電子メールの到着を知らせるBIFFとして使える」などの機能 を持っています。JG では、音声を鳴らす機能と、BIFFの機能は外してコンパ イルしています。 また、起動時の引数として、MAG形式、TIFF形式、PNM形式のイメージデータを 指定することによって、そのデータを読み込んでマスコットとして利用するこ とができます。 最新情報などは、以下のページ http://cclub.tutcc.tut.ac.jp/xmascot/ を参照ください。また、今回収録を行なった版は 2.6a です。 (20) xmd は、X Window System 上で動く対戦型の落ち物ゲームです。1〜10 人までで遊ぶことができます。 まず、はじめにサーバを起動します。 % xmdserver [-p portnumber] & 次に、クライアントを起動します。 % xmd -s server名 [-p portnumber] [-n nickname] 必要に応じて(例えば、一人で遊ぶ場合など)、xmdロボットを起動します。 % xmdbot -s server名 [-p port] [-n nickname] & これで準備完了です。次は、遊び方です。 画面上にいる自キャラを左右に動かし、上にある宝石を吸い取ります。吸い取っ た宝石を別の場所で発射します。その時点で同じ宝石が縦に3つ(以上)並ぶと、 その宝石は消えます。また、その消える宝石に隣接している同じ種類の宝石も 消えます。 吸い取る宝石の個数は、同じ種類ならいくつでもOKで、何回でも吸う事ができ ます。縦に同じ種類の宝石が並んでいる場合、これらは一気に吸われます。発 射するときは必ず一度に全部発射されます。 これを繰り返して得点を競います。また、一定時間ごとにあらたな宝石が一列 ずつ降って来るため、どんどん宝石を消していかないといけません。宝石が下 まで来てしまうと、ゲームオーバーとなります。 また、キーバインドは以下のようになります。 [d]/[←] 左に移動 [f]/[→] 右に移動 [j]/[↓] 宝石を吸う [k]/[↑] 宝石を吐く [Space] 自分の画面の宝石を一列増やす [0]-[9] 妨害宝石を送り込むプレイヤを プレイヤ n にする [r] 上をランダムで決める [s] ゲームをスタートする 今回収録を行なった版は1.28です。 (21) xpuzzletama は、X Window System 上で動く落ち物系パズルゲームです。 色々な色の丸い「たま」や四角い「たま」が2こずつ上から落ちて来て、丸い 「たま」を3つくっつけてその「たま」は消していきます。四角い「たま」は 凍っておりそのままでは消せないので、まわりの丸い「たま」が消える時の熱 で解凍して丸い「たま」にしてあげる必要があります。 また、特別に白い「たま」と黒い「たま」があり、それぞれ、まわりの「たま」 を解凍する/凍らせるという効果があります。 一人で遊ぶ場合は、制限時間内(Timerが無くなるまで)に、Task分の「たま」 を消すことです。消せなかった場合は、Task分の四角い「たま」が下からせり あがってきます。 また、二人で対戦をする場合は、 % xpuzzletama -net (一人目) % xpuzzletama -host 相手のホスト名 (二人目) として立ち上げます。こちらは、連鎖の数だけ相手に四角い「たま」を送るこ とができます。今回収録を行なった版は 1.5b です。 (22) xrenju は、X Window System 上で動く連珠ゲームです。コンピュータ と対戦を行なう仕様になっています。今回収録した版は 0.2.1 です。 (23) xrot は、X Window System 上で動くアクションゲームです。画面を回転 させながら球をゴールまで運びます。球は重力によって常に画面の下方向に落下 する性質があるので、うまく通路を回転させ球をスムーズに進める必要がありま す。画面中の赤く点滅しているゾーンがゴールで、スタートからゴールまでの時 間を競います(注7)。 また、実行時のキーバインドは以下のようになります。 [→] 画面の右回転 [←] 画面の左回転 [↓] ボールが壁に当たる瞬間タイミングよく押すと 跳ね返りが小さくなります。 [↑] ボールの速度が小さい時、押した瞬間にジャンプ [Space] 球の加速度アップ、最高速度アップ。 [Enter] コースの始めから(リスタート) [Esc] タイトルに戻る 最新情報などは、以下のページ http://www.ci.cs.meiji.ac.jp/siraisi を参照ください。今回収録を行なった版は1.3.2です。 (注7)こちらの調査では、xrot はTrue Colorでの動作に問題があるようです。 256色のXサーバ上では動作確認できています。 (24) xshisen は、X Window System 上で動く有名な『上海』に似たパズルゲー ムです。全ての牌を取り除くことが目的です。牌は2個ずつ以下の条件を両方 とも満たした場合に取り除くことができます。2つの牌が同じもので、その間 が牌が無いところを 2 曲がり以内で結べることです。一瞬難しそうなルール に思えますが、やってみると簡単ですので、「自動デモ」などを利用してルー ルを覚えてください。 (25) xsoldier は、X Window System 上で動く縦スクロールのシューティン グゲームです。ただ、上から現れる敵キャラクタをひたすらやっつけるのが目 的です。 README.1stより、xsoldier の遊び方を抜粋します。 ---------------------------------------------------------------------- ・[Space] キーでゲーム開始です. ・カーソルキーで自機を動かし,[左Shift] でショットです. ・敵をやっつけていると「武器チェンジ」と「武器POWER」を出し てくれます.残らず取ってパワーアップをしましょう. ・自機のスピードは [a] と [s] で調節が出来ます. ・[p] でポーズがかけれます.ポーズに中に [q] を押すとタイト ル画面に戻ります.タイトルで [q] でゲーム終了です. ・ステージの最後にはボスがいて,倒せばステージクリアです. ・ステージクリア時には敵の破壊率に応じてボーナスが貰えます. ・気づきにくいですが,10万点毎に 1UP します. ・全 8ステージです.頑張ってクリアを目指してください. ---------------------------------------------------------------------- 詳しい遊び方は xsoldier のホームページ http://www.surfline.ne.jp/hachi/xsoldier.html をご覧ください。また、今回収録を行なった版は 0.96 です。 (26) xtokkaetama は、X Window System 上で動作する対戦型落ち物パズルゲー ムです。また、今回収録を行なった版は 1.0a です。 (27) yamsweeper は、Windows でもおなじみのマインスイーパーの X Window System バージョンです。また、今回収録を行なった版は 1.9 です。 F. 今後の予定 ============= JG は今後、以下のような目標で作業を行っていく予定です。 (1)プロジェクト体制の確立 現在、JG プロジェクトは15人で行なっており、現在 JG のための開発メー リングリストが稼働中です。このプロジェクトに参加したい人は是非幹事まで 連絡をくださるようにお願いします。 (2)バグフォロー JGは、今後どういう風に進んでいくかは未定です。みなさまの意見・バグレ ポート・お叱りなどをお待ちしています。 (3)パッケージの充実 新しいゲームや入れて欲しいゲームがあればどんどん連絡してください。自 選他薦は問いません。また、JG プロジェクトはオリジナルゲームも作成中な のでご期待ください。 G. おわりに =========== JG-HOWTOは Hironobu ABE の著作物です。物理的 あるいは電子的な媒体への複写と配布は著者の許可なく行えます。商用での配 布も許可し、歓迎しますが、可能な限り著者へ配布の連絡をください。またこ の文章中の登録商標は、その所有者のものです。 短い引用は著者の同意なしに行えます。JG-HOWTO から派生する文書および 部分的な配布には、このファイルの全文の複写、またはできる限りそのまま複 写したものを含めてください。 内容に関しては万全をつとめておりますが、文章中に不備や誤字、脱字、内 容の間違い、などを発見した場合は場合はご連絡ください。また、新しい追加 項目なども歓迎いたします。 ----------------------------------------------------------------------