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1. はじめに

Vine Linuxは, Project VineがリリースしているLinux配布パッケージ (ディストリビューション) で, 使いやすい日本語環境を提供することを目標に作成されています. Vine Linuxについて詳しくは, Vine Linux 2.1についてを参照して下さい.

Vine Linux/SPARC は, このVine LinuxをSun Microsystems社の SPARCアーキテクチャ向けに移植したものです. 従来のix86版同様の快適な日本語環境を, そのまま手持ちのSPARC上で動作させることができます.

同時にSPARC向けのパッケージ収録/パッケージの修正などが行われています.

ソースパッケージ(SRPM)は一部を除いてVine Linux/ix86と共通化されています. ix86版とSPARC版の詳しい違いに関しては, ix86版との相違点を御覧下さい.

Vine Linuxでは, 日本語インストーラを採用しており, 簡単にインストールを行えます. 実際にインストールする際は, このマニュアルを一読した後で行うようにしてください. 説明の都合上, 順番が前後する部分が一部存在します. 本インストーラでは, X Window Systemを利用したGUIインストーラが標準となっていますが, Xが使用できないときにはCUIインストーラでもインストールすることができます. 本書ではGUIインストーラの場合に沿って記述されています. CUIインストーラの場合には, GUIインストーラと異なる順番でインストールが進みますが, 設定方法はどちらの場合も同じです.

なおVine Linuxは, これまでにRed Hat Linuxを利用したことがあれば, ほぼ同じ手順でインストールすることができます.

また, 不具合解消のために更新されたファイルやドキュメントは, Vine Linux配布用のftpサイトにて公開します. 随時 Vine LinuxのWebページ をご確認下さい.


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